川口市を中心に内装工事を行っている株式会社大久保建装です。軽量鉄骨(LGS)は、壁や天井の下地工事に欠かせない素材として広く使われています。この記事では、LGSの基本情報やメリット・デメリット、具体的な用途について詳しく解説します。
1. LGSとは?基本的な意味と用途
LGSは「Light Gauge Steel」の略で、「軽い規格の鉄骨」を意味します。
この材料は、主に内装工事で天井や壁の下地材として使用されます。
現場では「金属工事」の一部とされることが多いですが、「軽天工事」という名称で呼ばれることもあります。LGSを骨組みとして使用し、その上にボードを張ることで壁や天井が完成します。
規格と特徴
LGSはJIS G 3350規格に基づいて製造されています。ただし、実際の現場ではさらに軽量化された内装下地材が使用されるため、これらもまとめて「LGS」と呼ばれることが多いです。
使用する部材は天井では「野縁」「野縁受け」、壁では「スタッド」「ランナー」「振れ止め」などが代表的です。これらは形状(C形、角形など)や厚さ、大きさが用途に応じて規定されています。
2. LGSのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
供給が安定している LGSは工業製品のため、品質が一定で供給が安定しています。木材のように反りや曲がりが発生しにくく、湿気による膨張や収縮もありません。 軽量で取り扱いやすい 木材に比べて軽量なため、搬入や施工が容易で、建物の荷重を軽減できます。 施工性が高い 規格化された部材を用いて効率的に施工できるため、工期を短縮できます。 | 柔軟な加工が難しい 木材と違い、薄い材料を重ねたり、現場で細かい加工を施すのが難しいため、調整が必要な場面では不向きです。 |
3. LGSの規格と使い分け
LGSは日本産業規格(JIS)やメーカー基準によって寸法や形状が定められています。用途によって異なる規格品を使い分ける必要があります。
天井に用いる場合
- 屋内用(19形)
標準的な室内天井用の規格です。 - 屋外用(25形)
屋外に設置するため、板厚やサイズが大きめに設計されています。
壁に用いる場合
壁の高さに応じてスタッドの形状やサイズが異なります。
- 50形:高さ2.7m以下
- 65・75形:高さ4.0m以下
- 90形:高さ4.5m以下
- 100形:高さ5.0m以下
4. LGSの活用シーンと特徴
LGSはその軽量さと柔軟性から、以下のようなシーンで広く使用されています。
- マンションの仕切り
大量の部屋を効率的に作るのに適しています。 - 店舗やオフィスの間仕切り
解体が簡単で、レイアウト変更がしやすいため、多様な用途に対応できます。 - 自由なデザインの壁や天井
LGSの上に木目調の仕上材やタイルを貼ることで、様々なデザインを実現可能です。
まとめ
LGSは、軽量で施工性が高く、用途の幅広さが特徴です。マンションやオフィス、店舗の空間作りを裏側から支える重要な素材として、現代建築には欠かせない存在となっています。規格や用途を正しく理解し、適材適所で活用することで、より効率的で高品質な工事が可能になります。
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