今回は、熊谷駅前にあるオフィスビルの現状復旧工事をご紹介します。元々この区画は歯科医院として使用されていたテナントで、今回はテナント退去後の「原状回復」に伴う内装工事として、当社がLGS天井の組み立てから仕上げ材の施工までを担当させていただきました。
施工場所と現場の概要
現場は、アクセスの良さが魅力の「熊谷駅前」に位置するオフィスビルの一角。テナントとして使用されていた区画で、以前は歯医者さんが入っていました。退去に伴い、次の入居者がすぐに使用できるように、天井部分のスケルトン解体から復旧工事を行いました。

約130㎡の広さがある現場でしたが、短期間で仕上げる必要があり、工程管理と施工スピードが求められる工事となりました。
施工前の状態


施工前の状態は、既存の内装を解体し終えた直後、いわゆる「スケルトン状態」でした。歯科医院特有の設備や配管が取り外された後の状態で、天井下地などもすべて撤去され、配線や配管がむき出しの状態からのスタートでした。
このようなスケルトン空間から、次の用途にも対応可能なベーシックなオフィス仕様へとリセットするのが今回の主な目的でした。
担当した施工内容
当社が担当したのは、以下の範囲となります:
- 軽量鉄骨(LGS)による天井組み
- 9.5mm石膏ボードによる捨て張り
- 仕上げ材としてのソーラトン貼り


まず、既存設備の撤去後、LGSにて天井下地を組みました。その上に9.5ミリの石膏ボードを捨て張りし、仕上げとしてソーラトンを施工することで、吸音性と美観の両方を兼ね備えた天井に仕上げました。


使用した材料とその特長


今回使用したのは「ソーラトン」と呼ばれる化粧吸音板です。これは多くのオフィスや商業施設で使用されている定番の仕上げ材で、以下のような特長があります
- 吸音性能に優れ、話し声の反響を抑える
- 明るく清潔感のある白色系デザイン
- 施工性が良く、短期間での対応が可能
また、下地には9.5mmの石膏ボードを使用。天井材としての強度を確保しつつ、表面材との相性も良く、フラットできれいな仕上がりになります。
工程と工夫したポイント
施工面積は約130㎡と比較的大きめの空間でしたが、工程は1週間という短納期。限られた時間の中で品質を確保するため、以下のような工夫を行いました
- 職人の人員を適切に配置し、工程を分担
- LGS組みと捨て張り作業を並行して効率化
- 仕上げ材の搬入タイミングを最適化して、無駄な待機時間を削減
これにより、工期内での完了だけでなく、精度の高い仕上がりも実現することができました。
施工後の仕上がりと印象


施工後の天井部分は、シンプルで清潔感のある仕上がりに生まれ変わりました。ソーラトンの効果により、音の反響も抑えられ、快適性の高い空間づくりに一役買っています。今回は天井のみの施工でしたが、空間全体の印象を大きく左右する要素として、次のテナントがすぐに使いやすい整った状態へと仕上げました。
また、照明器具や空調ダクトとの取り合いも丁寧に処理し、天井全体として非常にバランスの取れた見た目に仕上がっています。
今回の現場のポイント
今回の工事では、「短納期」「天井全面施工」「現状復旧」という3つの要素がキーワードとなりました。特に工期1週間という中で、天井全面のLGS組みから仕上げまでを一貫して対応するためには、施工スタッフの技術力と段取りの良さが求められました。



当社の職人たちは、現場状況に応じて柔軟に対応し、工程通りに施工を完了させることで、クライアント様にもご満足いただける結果となりました。
まとめ
原状復旧工事は「見えない部分」にも手を抜かないことが重要です。今回の熊谷駅前オフィスビルの施工でも、下地づくりから仕上げまで丁寧に対応することで、次の入居者にとっても安心・快適な空間を提供することができました。



LGSや内装工事のご相談があれば、ぜひお気軽に当社大久保建装までお問い合わせください!
お問い合わせはこちら
🔹 TEL:048-291-9054
🔹 E-mail:o.tomohito@okubokenso.jp
🔹 対応エリア:埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬