石膏ボードとは?プラスターボードとは違う?種類や用途・活用事例を紹介

石膏ボードは、住宅やオフィスなどの建築物の内装材として使用される建材です。耐火性や遮音性に優れ、コストも抑えられるため、さまざまな現場で重宝されています。本記事では、石膏ボードの基本的な特徴から種類、用途、実際の活用事例まで詳しく解説します。

目次

石膏ボードとは?

石膏ボードは、硫酸カルシウムと水を主成分とする鉱物「石膏」を芯材に、両面をボード用原紙で包んだ板状の建築資材です。壁や天井の下地材として一般的に使用されており、住宅や商業施設、病院、ホテルなど多岐にわたる用途があります。

石膏ボードとプラスターボードの違い

実は、石膏ボードとプラスターボードは同じものです。プラスターボードは石膏を主成分とする「石膏プラスター」を芯材にしているため、呼び方が異なるだけで機能的な差はありません。ただし、他のプラスター(例:ドロマイトプラスター)を使用した製品は異なる性質を持ちます。

石膏ボードの種類と用途

石膏ボードには用途や場所によってさまざまな種類があります。それぞれの特徴と主な使用場面を以下にまとめます。

1. 通常の石膏ボード

  • 特徴: 標準的な石膏ボード。厚さは9.5mm、12.5mm、15.0mm。
  • 用途: 壁や天井の下地材として使用され、防火や遮音を目的とします。

2. 普通硬質石膏ボード

  • 特徴: 衝撃や曲げに強い。通常の石膏ボードよりも約1.3倍の強度。
  • 用途: 間仕切り壁や腰壁、通路の壁など。

3. シージング石膏ボード

  • 特徴: 防水加工が施されており水に強い。
  • 用途: キッチンや洗面所などの湿気が多い場所。

4. 強化石膏ボード

  • 特徴: ガラス繊維を混ぜ込んで耐火性と耐衝撃性を向上。
  • 用途: 高い耐火性が求められる壁や天井。

5. 吸放湿石膏ボード

  • 特徴: 室内の湿度を一定に保つ。
  • 用途: 居住空間で快適性を向上させるための仕上材。

石膏ボードのメリットとデメリット

メリットデメリット
安価: 他の建材と比べて安価でコストパフォーマンスが良い。

施工のしやすさ: カッターで簡単に切断でき、加工が容易
耐火性・防火性: 火災時の温度上昇を抑える効果がある。

遮音性: 厚みを増やしたり重ね貼りすることで高い遮音性を発揮。
水や湿気に弱い: 防水加工されていない場合、湿気で劣化しやすい。
衝撃に弱い: 鋭利なものが当たると簡単にへこむ。
廃棄の手間: 一般ごみとして捨てられず、専門業者による処理が必要。

活用事例:石膏ボードで理想の住まいを実現

音楽ルームの防音対策

ある住宅では、旦那様専用の音楽ルームに石膏ボードが活用されました。壁には遮音シートと二重の石膏ボードを使用し、防音性能を強化。快適な音楽環境を実現しつつ、家族の生活空間への音漏れも防ぎました。


まとめ

石膏ボードは安価で施工が簡単、耐火性や遮音性に優れた建材です。種類によって特化した性能を持ち、住宅から商業施設まで幅広く活用されています。リフォームやリノベーションの際には、用途に合った石膏ボードを選ぶことで、理想の住空間を作り上げることが可能です。

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